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リフティングベルトが必要ですか?

最近、2〜3人のメンバー様から、リフティングベルトが必要かと質問がありました。

クロスフィット京都はほぼ創設以来、リフティングベルトのことを冗談めかして「チーティング・アイテム No.1」と呼んでいます(そう、チーティング・アイテム No.2、3、4もあり、今後のカワラ版で取り上げるかもしれません:-))。
では、リフティングベルトを使うことは本当にチートなことなのでしょうか?

まず、ベルトを使用してはダメな場合を見てみましょう

 

❌ 1. 悪いフォームをカバーする


このことは、ベルトを使う上で1番悪い理由です。私たちはベルトを使わずにスクワット、デッドリフト、クリーンなどを正しく行う必要があります。フォームが悪いとベルトを使うことでポジショニングが悪くなり、ケガをする原因になります。万が一ケガをしなくても将来の筋肥大に悪影響が出ます。と言うのも、効率的な動き方を習得していないので、動作の正しいメカニクスで行われるより常に弱くなってしまうからです。
タツロウもデッドリフトで背中が丸くなるのをベルトに頼らずに直したので、あなたも直せるはずです 🙂

❌ 2. 体幹が安定しない


ベルトなしで背骨を安定させ、ニュートラルに保つことができなければ、ベルトを外したときに他の動作の能力に影響を及ぼすことになります。どうして?必要な筋肉は、大きな動きの筋肉(脚、お尻など)よりも弱い可能性があるためです。さらに、ケガは最も弱いリンクで起こることがほとんどです。私たちはそれが背中であってほしくはありませんし、実際弱いリンクは全く必要ないのです。

❌ 3. 重い重量を持ち上げない


ベルトがなくても上達するなら、ベルトは要りません。何をもって「重い」とするかは議論の余地がありますが、ベルトの使用を考える前に、最低でも自分の体重を大幅に上回るスクワットやデッドリフトができるようになる必要があります。ベルトなしでトレーニングできる年数が長ければ長いほど、より強いコアマッスルの「ナチュラルベルト」を構築することができます。一般的には、最大筋力の80%以下のセットでベルトを使用する必要はありません。もし、そのセットを完了するためにベルトを使用する必要があるなら、上記の1と2を参照してください;-)

ベルトを使うタイミング

 

🟢 1. もっと重い重量を持ち上げる


数年間トレーニングを続けていれば、ベルトを使うことでスクワットやデッドリフトを5~15%増やすことができます。上記の1~3を忘れないでくださいね。良いテクニック、強い体幹、数年の経験がない場合、ベルトを早くから使用しても、その効果を実感することはできないのです。

🟢 2. 停滞期を抜ける


筋力の停滞期に陥ったなら(何年もトレーニングを続けていると、誰にでもいつかは起こることです)、ベルトを使用することで、肉体的にも精神的にもその壁を乗り越えることができます。

ベルトの使い方
❌ ベルトをキツく締めすぎて、十分に呼吸ができなくならないようにしてください。
お腹に空気を入れてベルトを押し出し出すようにし、胸ではなくお腹にできるだけ圧力をかけることができると、腰が安定します。

🟢 動いている間、前方、後方、脇のすべての方向に腹圧をかけます。

 

❌ ベルトを使うにせよ使わないにせよ、スクワットのボトムポジションで息を吐かないようしてください。そうしないと、せっかくかけた腹圧が抜けバーに押しつぶされて、命に関わることになってしまいます 🙁


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