私たちが枇杷の木を選んだ理由

こんにちは、クロスフィット京都のエラです。【翻訳：Eiko】

エントランスに植えた、枇杷の木。枇杷の木を選んだ理由を書きたいと思います。

良質な食事と、質の高い運動で、心も身体ももっと元気に！

まず何よりも、ボックスのドアの外側に豊かな常緑の葉と甘い香りの花を付ける植物を植え、出入りする人たちを迎えたいと思いました。そして、できるなら皆さんと果実を一緒に楽しむことができる植物を。それは、私たちのスローガンである

「Eat well, move more, feel better -> live & give your best」

「良質な食事と、質の高い運動で、心も身体ももっと元気に！」

を良く表しているからです。

こんな条件を満たす日本の在来植物にしたいと思いました

装飾的でもあり、その薬効成分で私たちの生活を豊かにしてくれるもの
クロスフィット京都のカルチャーやワークアウトのように多様性を提供してくれるもの(私たちのプログラムは毎日変わり、メンバーやドロップインビジターは世界中から来られており、体力的な関心より、はるかに多くのものを共有しています)
果実を一緒に楽しむというような具体的な結果が得られるもの。というのは、クロスフィットのクラスで定期的にワークアウトをしていると、皆さんの身体に変化があります。その変化を共有するようなものだと考えているからです。
生命のサイクルを分かりやすく教えてくれるもの -> 種、茎、花、果実、種という具合に…

まあ、こんなにたくさん、難しい注文ばかりなので、見つかりっこないと思われるかもしれませんが、小さくて控え目な枇杷の木が全ての条件を満たしてくれました！

実は、自分の庭で種から育てた枇杷の木からひらめいたんです。毎年11月には素敵な香りを、寒い冬の間はゆっくりと着実に成長し、6月には黄金色の枇杷の実を着け、楽しませてくれます。寒い季節に果実が結実することには毎年驚かされます。特に冬は、私にはツラい季節なのに...

クロスフィットのように世界に広がりました

私が庭で育てた枇杷の実をお裾分けすると、その深い味わいに皆さんに喜ばれます。多くの人たちがこの控え目な木が貴重であることに気づいておられないようなのです。それで私は枇杷の木の素晴らしさを知ってもらいたいと思い、道場の前に植えたいと考えました。ブログの記事が枇杷の木の復興/回帰になればと思っています。こうして、私たちは枇杷の木の良さを再評価し、再認識することができるんです。

世界中には800種以上の枇杷の種類があり、クロスフィットやファンの皆さんのようにかなり広範囲に広がっています。枇杷の木の原産地は中国です(「ビワ」という言葉は広東語に由来し、「pipa (枇杷)」という北京語、「枇杷」という日本語としても知られています。　

千年以上前に日本で定着し、現在では世界中で見られます。韓国、インドの丘陵地帯（ヒマーチャル）、スリランカ、パキスタンの丘陵地帯、フィリピン北部、および中東：イラン、シリア、イラク、ヨルダン、パレスチナ、イスラエル、レバノン。南ヨーロッパ（地中海沿岸全域：トルコ、キプロス、ギリシャ、マルタ、イタリア、フランス、スペイン、ポルトガル）、およびアルバニア、モンテネグロ、クロアチア、スロベニア、ジョージア、アルメニア、アゼルバイジャン。アフリカ大陸：モロッコ、アルジェリア、ケニア、メキシコ、中南米、米国の暖かい地域。オーストラリアとニュージーランド、レユニオン、トンガまで。

枇杷の木で、コミュニティを作り、持続的かつ包括的で健康的なライフスタイルを実現するための取り組みをしている仲間を見つけました。私たちとお茶を飲みに来ませんか！ナチュラルなヒーリング方法を取り入れてみてはいかがでしょうか！

糖尿病、コレステロール値、免疫、消化、ダイエットにも効果的

その葉はただ丈夫なだけではなく、素晴らしいアロマティーにもなるのです。枇杷茶 - 日本ではそう呼ばれています- 糖尿病予防や血糖値スパイクや血糖値低下を防ぐ効果もあります。枇杷茶は呼吸器系にも良く、免疫力を高め、ペクチンを含んでおり、消化とダイエットにも効果があります。また、強い抗酸化作用があり、定期的に飲めば、コレステロール値のコントロールや脳機能の改善にも役立ちます。動物実験では枇杷の実の抽出物が、癌の発生、増殖、転移等の様々な段階で、癌を抑制することが分かっています。日本で行われた研究では、枇杷の葉のポリフェノールが人の口腔癌に対して抗癌性があることが示されました。

枇杷の花は秋から初冬にかけて咲き、甘い香りがします。その香りはかなり遠くからでも分かる程です(トレーニング後に汗だくになった私たちの中にもおられますよね(笑)。

枇杷の花が咲きました

楕円形の黄金色の果実は房になって成長し、冬の寒さと初春の荒々しさに耐えた後、春の終わりから初夏にかけて熟します。ですので、枇杷の実はただ甘いだけではありません。人生には2つの側面があることを思い出させる程の酸味もあります。このジューシーな宝石のような果実を食むと柔らかい果肉は桃のようです。香りは、ほのかに柑橘系のようで、マンゴーのような風味で、熱帯地方の果物を彷彿とさせます。

血圧、血流、骨密度に良いミネラルも豊富

枇杷の実は、特にビタミンCと鉄(吸収を高める組み合わせ)が豊富です。チアミン、リボフラビン、ナイアシン、ピリドキシン、葉酸、葉酸などのビタミンA、B複合ビタミンを含み、免疫システムを強化します。説明したこれら全てが、1つの小さな生毛に包まれたの黄金色の果実に含まれているのです。

鉄に加えて、カルシウム、マンガン、カリウム、リン、亜鉛、銅、セレンなどの多くのミネラルの優れた供給源でもあります。中でもカリウムを多く含んでおり、枇杷の実は血圧を下げることが知られており、心臓の健康にも良いとされています。また、カリウムは脳の毛細血管への血流を増加させるので、脳と認知機能の改善にも効果があります。脳の改善と言えば、枇杷の実にはオメガ3、および6脂肪酸などの一価不飽和脂肪も含まれています。ビタミン類、各栄養素、ホルモンを模倣する化学成分が豊富に含まれているため、骨密度の低下も防ぐことが報告されています。