なぜ逆立ちをするのか？

なぜCrossFitで逆立ちをするのか？

逆立ちは（CrossFitジムやインスタ以外では）日常的な運動ではありません。それでは、なぜ逆立ちが「日常動作（ファンクショナルムーブメント）」のトレーニングに含まれているのでしょうか？

以下はすぐに考えられる理由のいくつかです。バランス、柔軟性、連動性、俊敏性、正確性、 スピード、 パワー、筋力、スタミナ、心肺機能のCrossFitの10のスキルを見てみると、逆立ちは少なくとも４つ以上のスキルのトレーニングに役立ちます。

バランス：これは明らかなようです。逆立ちを練習すれば、バランスは確実に改善されます。

柔軟性：逆立ちをすると腰と肩が直接両手の上に積み重なるフォームになるため、逆立ちには肩の柔軟性が必要です。すべてのファンクショナルムーブメントと同様に、できる限りベストフォームで練習を続ければ、柔軟性を高めるのに役立ちます。

筋力：「熟れすぎたバナナ」のようなフォームにならないよう、逆立ちでベストフォームを維持するには、肩、腕、指の筋肉だけではなく、尻、腹、脊柱の筋肉にも力が必要です。この筋力は、何か重い物を棚の上に、また腰を傷めることなくバッグを電車の手荷物棚に持ち上げるなど、日常生活の動作に引き継がれます。

スタミナ：壁に向かって長い時間逆立ちをすることは、もっと長い時間できるように筋肉を鍛えます。

逆立ちの練習の効果は、身体的なものだけではありません。逆さまになることは、私たちに人生についての全く異なる見方を教えてくれます。逆立ちを練習する過程は、少し怖いかもしれませんが、恐怖を克服し成功を見つけることは、人間であることの一部であり、課題でもあります。

もう一つ見過ごされがちな逆立ちの精神的側面は、集中力が増すことです。これはすぐに実感できます。壁に向かって逆立ちをして、倒れたり崩れ落ちたりしないようにするには、どれくらい集中しなくてはならないか観察してみてください。逆さまになることに少し慣れたら、逆立ちの練習に意識トレーニングも取り入れてみましょう。改善が必要な部分に集中できるようになります。尻は締めていますか？腹筋に力を入れていますか？両手のバランスの中心はどこですか？呼吸はどうですか？そもそも呼吸できていますか？逆さまでいることに慣れるほど、これらのことやわき起こる他の感覚や疑問を調べたくなり、日常生活の質を高めることができます。

最後に、逆立ちは他の身体技能やトレーニング方法にもつながります。逆立ちすることができ、やがて逆立ちプッシュアップができるようになれば、ジム以外でも上体の筋力強化に取り組むことができます。自分の腕に自分の体重を支えるだけの力がつければ、側転をしたり逆立ち歩行ができるようになります - もちろん楽しんで！